GO! FIGHT! WIN!

その後家に帰ってしばらくたった後、俺は自分の部屋で漫画を読んでいたのですが、
ブーン、ブーン
と途切れ途切れに不快音が俺の鼓膜を振動させてきました。

「んだよ、うるせえな。なんかいるなこりゃ。」
と部屋を見渡すとなんと!巨大なハエが!!!
(注 巨大といっても8ミリから1センチ程度

しばらくは、ほおっておいたのですが、やはり気になる…
しまいには俺のB’zのパズルの上にまで止まる始末。
これにはさすがにぶち切れですよ。の俺は、行動に移りました。

ちょうどいい感じの教材があったので、それを構えて精神統一………

……
………!!!「ォゥァー!!!!」
ブンッ!っと空間を一振りした刹那、不快音は止み、しばらくした後、先ほどの
不快音からは想像できないほどの切ない音が鼓膜を振動させてきた!

なるほど、床を見渡してみれば先ほどのハエが地面で微動しているではないか。
「…まさか空中をさまようハエに本当に当たるとは…しかも一発で…俺ってやっぱニュータイプ?」
とかなんとか思いながら止めを刺そうかと思ったのですが、
ここはさすがハエ。すぐにまた飛び出し始めました。

しかしここで逃しては意味がない!
すぐにクイックルハンドワイパーを手にし止めを刺しに!
しかしなかなか当たらない…この間にまたまた俺のB’zのパズルの上に止まるわ、布団の上に止まるわで、俺のテンションゲージはMAX!

ここでハエは俺に隙を見せた!天井に止まったのだ!!!
「もらぁったァァァァァッァ!!」
と心の中で叫んだ割には、つぶすとあとの処理に困るのでソフトに叩く!
その渾身かつ繊細な一撃にハエはなすすべなく、散っていたのでした。